継続は力なり

セラピスト業界に足を踏み入れてから15年が経ちました。今でこそ、応用力がつき様々な理由で身体に不調をかかえていらっしゃるお客様に対応できるようになってきたのかな、と思うこともありますが、実際のところはまだまだ勉強不足ですし、日々研究が進んでいることなど、学びたいことは山ほどあります。日本でも受けたいセラピーは沢山あるし、海外のセラピー事情も見てみたい!


そんな私も最初はただの素人。


必要最低限の解剖学と基礎の技術を学んだばかりの頃は、自信なんて当然あるわけもなく、あるのは勢いだけでして(笑)

施術中に自分が知らない事を質問されては困ると、できるだけ会話を広げないよう黙って黙々と施術していた時期もあったわけです。(ごめんなさい…^^;)


14人もいた同じお店のセラピストはそれぞれに個性があって、そのなかで自分にしかできないことは何なのか?強みは何か?弱みは?と、考えても出てこない答えや、できない自分に落ち込む日々を当時はぐるぐると繰り返していました。それでもお客様から「ありがとね」「気持ちよかったよ!」と心からの笑顔で言ってもらえたその言葉にどれだけ心を動かされ、救われてきたことかわかりません。


私は私だけの努力によって自信や技術を得てきたものではなく、これまで2万人以上のお客様に出会い、そのお身体に触れさせて頂ける環境にいたからこそであって。自分の手の平、指先に刷り込まれた筋肉の情報や皮膚の感触は本当に貴重な財産です。


技術は机の上で学んでいるだけでは決して上達しません。


圧倒的な技術力は現場で学ぶことが一番の近道だと思います。けれど技術力だけが長けていればいいという訳ではないということも。お客様が何を求めて自分の所を訪ねてくれるのか、その目線まで降りていくことを忘れない。そのために自分もまたお客の立場としてお店を訪ねること。そこで得た気付き発見を活かす。お客様が求めているのは高度な技術や難しい専門知識ではなく、カウンセリングや声かけ、笑顔ひとつひとつの気配りだったり、小さなことが後々の印象に残り、また施術をお願いしたいなと思って下さるのではないかと、思っています。


「継続は力なり」


セラピストの仕事に迷いや不安を感じている、または自信をつけたい、テクニックが欲しい!そう思っている人に向けた講座を今少しずつ考えているところです。不足やネガディブ要素はマイナスではなく、プラスの原動力となることを伝えたいです。自分が通ってきた道でこの道は行かなくてもよかったな、と思うこともいっぱいありました。堅物で曲がったことができない性格から人間関係も大いに失敗の連続でした。


せっかくセラピストになったのに、多忙のあまり身体を壊したり、精神的にきつくなったりする人が多くいるのは本当に残念でならないのです。私はこの手ひとつで人の役に立てたり、元気が戻ってまた頑張れたり、心が前向きになったり、長く続いた不調が解消した人を沢山たくさん見てきました。


「この人に任たい!」

セラピストなら(じゃなくても?!)そう言ってもらいたいじゃないですか!


今日はセラピストに向けた内容で、だいぶ暑苦しい投稿です。深夜にキーボード叩きつけているので目が冴えさえです(笑)ブログの神様が降りてきたのか、いつもよりサクサク書けました。



5月、お陰様で予約可能枠が28日(日)のみとなりました。11時〜20時まで空いてます!
ご予約お待ちしております。

29日からはお休みいただき北海道へ行ってきます♪




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